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森には山と谷がある。言葉を換えると尾根と沢である。鳥が空を飛びながら見下ろすことを鳥瞰と言う。空中から風景を俯瞰するのである。先日、別の世界で同じ言葉を耳にした。
脇野沢の隣の川内町で「海と森ふれあい体験館」を首謀する館長さんの言葉である。彼は、水生生物を学び、むつ湾に生息するむつサンゴが縁となって川内に在住し、現在に至る。出身は山形県である。彼は調査で海中をシュノーケリングをする時、水中
眼鏡を通して海底を見る様が鳥瞰だという。水中には岩があり、砂地があり、岩が山で砂地が谷だと言い、海中の風景は鳥が空中から山や谷を見下ろしている鳥瞰と同じで、さらに水性生物を発見して下降する様子が、猛禽が野山を駆け巡るウサギなどを
発見して急降下する様子と同じだと言う。さしずめ、海中を漂っている姿は、猛禽が空中をホバーリングしている様子を同じなのであろう。そしてその鋭い視線は「鵜の目鷹の目」だと言うわけである。
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